「走っちゃだめ」「うるさい」「散らかさないの」日常的につい言ってしまう否定系な言葉たちですが、伝え方を変えるだけで肯定的に同じ事を伝えることができるのです。
例えば「走っちゃだめ」→「歩こうね」
「うるさい」 →「静かにしようね」
「散らかさないの」 →「片付けようね」
否定的な言葉を使われ続けているとお子様はどうしてもネガティブに物事を考えるようになったり、イライラして怒りっぽくなってしまったり、余計にだめなことをやってしまったりと悪循環になることも。
更に子どもになぜだめなのかを理解してもらうためには理由も一緒に伝えることがベストです。
例えば「歩こうね」→「道路で走ると車が来て危ないから歩こうね」
「静かにしようね」→「うるさくすると周りの人が集中できないからここでは静かにしようね」
「片付けようね」→「どこに何があるか分からなくなっちゃうから片付けようね」
というように理由を伝えてあげると子どもも徐々に納得します。そして更に大切なのが制限をするだけでなく代わりにこれならしても大丈夫だよと選択肢を与えてあげると良いと思います。
例えば 走りたい子には「じゃあ公園に走りに行こっか」投げてはいけない物を投げてしまう子には「ボールは投げても大丈夫だから、お外でボール投げしよう」ぐちゃぐちゃにしたい子には「新聞ビリビリして遊ぼうか」など提案してあげると良いです。そうすると子どもはわざと困らせるような事がしたかったわけではなく単純に衝動に駆られてその「行動」がしたかっただけということがよくあります。
できない瞬間があっても気にしなくて良いです。余裕がない時だって当然あります。ただ意識をするだけで変化は必ず訪れますので心に留めておいてくださると嬉しいです。