手は第2の脳、目は飛び出た脳だからこそ

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手は第2の脳、目は飛び出た脳だからこそ

 

手は第2の脳と呼ばれていて、手先を使うと脳に良いという話は聞いたことがある方もいらっしゃると思います。脳には動作を指令する分野と感覚を感じ取る分野があり手指はこのどちらの感覚も大きく占めています。ということは手指を動かすことにより脳に良い影響がたくさん与えられるということなのです。特に脳が発達していく子どものうちからたくさん手指を動かすことで賢さや、創造性、他者との良好な関係など人間力が高められ精神的にも自立している子になると言われています。そして目は脳の一部が飛び出してできたものであり脳とダイレクトに繋がっているのだそうです。私たち人間は視覚から得る情報がとても多いです。そして無意識のうちに視覚に入れるもの全てが脳に影響を与えてしまうので特にお子様にはどんな物を見せるのかということは考えていかなければと思います。

 手指をたくさん使うには

家事を手伝ってもらう(洗濯物をたたむ、テーブルを拭く、水を注ぐなど)

衣服、オムツ、靴などの着脱を自分でする

遊びにもレゴやビーズに紐を通すなど細かい作業ができるようにする

ことなどが望ましいです。1才3ヶ月頃から徐々にできることが増えていきますので上手に出来なくてもたくさんやらせてあげてください。

 約100年前にマリアモンテッソーリというお医者さんが考えたモンテッソーリ教育というのはこの手指を動かす事や目と連動させるということをとても大切にしていて、それぞれの動作にあった練習がたくさんできるように「お仕事」と呼ばれる教具がたくさんあり、お医者さんであったからこそ気がついたことがぎゅっと詰まっているように思います。

 お家でもモンテッソーリを気軽に取り入れることができますので、引き続きコラムでもご紹介させて頂きますし個別のご相談や訪問モンテも受け付けております。

 どんどん便利になっていき情報に溢れるこの世の中だからこそ、手指を意識して動かし、目にするものも心地よくしていけたら素敵です。

 

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