お手伝いも「遊び」のひとつ

お手伝いも「遊び」のひとつ



子どもにとって、お手伝いは遊びの延長線上にあります。お手伝いを通して、小さくても自分は立派な家族の一員であると感じられたり、「役に立てた」ということに嬉しさを覚えます。またそれらが自信に繋がったり、責任感が生まれたり、考える力も育まれ自己肯定感を高めていきます。お子様が2歳になる頃にはきっとできることがたくさんありますので、小さなことから始めてみると◎

例えば

お箸を机に並べる

キッチンのタオルを新しいのにする

テーブルを拭く

 など小さなお仕事はたくさんあるものです。そして慣れてきたらちょっとずつお料理や(レタスをちぎるなど)洗濯を干すなど大きなお仕事も頼んでみます。

 

ただし、お手伝いをしてもらう時に大人が気をつけたいポイントもあります。

 

例えば

やってくれたものに対して、子どもの目の前でやり直しをしてしまう

「そうじゃない」「違う」などと否定的に伝えてしまう

頑張っている最中に大人が途中で手を出してしまう

などです。

このような行為は子どもの気持ちを傷つけてしまったり「もうやりたくない」に繋がってしまいます。

 

代わりに「ありがとう」「お手伝いしてくれてとっても助かるよ」「嬉しいな」などポジティブなお声がけをすることで子どもは嬉しさや達成感に満ちた表情を見せてくれると思います(もしやってもらったけれど気になるところがあったら、見られていないところでこっそりと整えてあげてください)大きくなったらあまりお手伝いもしてくれないかもしれませんが、「お母さんも一緒に頑張るから」や「どっちのお手伝いやってくれる?」などお手伝いがしやすいようにハードルを下げることも大切です。

時よりご褒美をもらえないとやらないなんてこともあるかもしれませんが、大人だって毎日家事をしていてもご褒美があるわけではないですよね。ですから「報酬」という形ではなく感謝の気持ちや「お母さんも〇〇ちゃんが何か必要な時はお手伝いするね」と伝えたり「終わったらお茶タイムにしようね」と一緒にねぎらい合う方が素敵かもしれません。

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