本物のオーガニックの見分け方

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本物のオーガニックの見分け方

 

最近はオーガニック、BIO、有機というワードを自然と見かけるようになり、オーガニック専門のスーパーも身近になってきました。そんなオーガニックですが実は国によって基準が様々なのです。

それは気候や土の性質だったり、文化や国民性なども影響していますし、中には偽物のオーガニックが存在することもしばしば。オーガニックの定義で共通しているのは化学合成農薬や化学肥料に頼らず、自然の恵みを生かして育ったもの。そして2、3年間農薬や化学肥料を使っていない田畑であること、遺伝子組み換えされたものは使用しないなどルールがあるようです。そしてドイツやスイスでは広く普及していてオーガニックの極みともいえるバイオダイナミック農法があります。バイオダイナミックとは地球の生態系の相互作用や調和を活かして、月の満ち欠けや地球と植物のリズムなど自然の営みを大切にしている農法です(ある人はシュタイナー教育、またある人はヴェレダの創立者でお馴染みのルドルフシュタイナーさんが提唱した農法です)

農薬などが体にどんな影響をもたらすのかは今回はお話しませんが、オーガニックの食品は自然に近い味がすると言われており、体に安全なだけではなく周りの環境や生き物にも配慮した優しい農法でもあります。もしオーガニック食品の見分け方に迷った場合はJASマーク(日本)、USDA (アメリカ), ECOCERT(フランス)は厳しい基準をクリアした証のマークなので安心してお求めいただけると思います。

オーガニックコスメなどの場合はUSDAやECOCERT以外にもNaTrue(ドイツ)、BDIH(ドイツ)、COSMEBIO(フランス)、ACO(オーストラリア)、ICEA(イタリア)、SOIL ASSOCIATION(イギリス)、demeter(ドイツ) などがあります。

食品に関しては100%オーガニックにする必要はなく、野菜や果物でも種類によっては残留農薬が少ないものもありますし、こだわったり気にしすぎてしまった結果メンタル面でストレスになってしまうことや、大切な周りの人が苦しい思いをすることもあります。環境にとってもオーガニックを選んで行くことは素敵な選択肢の一つですが、その前に無理をし過ぎて自分自身の心が健康で無くなってしまったら悲しいですよね。私は家ではできる範囲で体や環境に優しいものを取り入れていますが、ジャンキーなものを食べたり(大好きです)、外食でも全く気にせず、美味しく頂くことを大事にしたり、一緒にご飯を食べる人との時間だったり、自分の気分なども大切にしております^^どうか心地よい範囲で上手に取り入れてみてください◎

 

自然なもので優しく暮らしが豊かになりますように。

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