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怒りや悲しみ、不安な感情も素直に出せる子に

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怒り、悲しみ、不安な感情も素直に出せる子に

 

子どもが泣き始めると、とっさに「泣かないの!」と言ってしまう。不安そうにしている時に「それくらいで怖がらないの」と伝えてしまうことってありますよね。時にはほとぼりが冷めるまで放っておくこともあるかもしれません。子どもに強くなってほしいという願うからこそ、このような言葉がけや行動をしてしまうのですが、願いとは裏腹に逆効果になってしまうこともあります。子どもというのはネガティブな感情を大人に受け止めてもらえて、初めて安心して乗り越えることができます。しかし、そこで泣いているからと放っておかれてしまったら感情は誰にも受け止めてもらえないままになり、その先に習得できるはずの「耐える」「コントロールする」というところまで辿り着くことができなくなってしまうそうです。子どもはネガティブな感情にさらされすぎると気持ちを押し込めるようになったり、時には防衛反応として何も感じなくなってしまう、瞬間的に固まりうわの空なってしまうこともあると言われております。子どもが悲しいことがあって泣いている時、不安な気持ちを抱えている時は、まずは優しく抱きしめたり、そっと背中に手を当ててみてください。そして「悲しかったね、不安だね」と感情に寄り添うことで子どもは安心して感情を表に出すことができるようになり、その気持ちを自分で対処できる子になっていきます。子どもが怒った時には「あら〜おこりんぼ星人やってきちゃったかい?」などと楽しく伝えてみるのもおすすめです。子どもも大人も他人を傷つけることなく、自分の気持ちを我慢せずに素直に出せることが心の一番健康的な状態なのかもしれません。

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