子どもが何かを買って欲しいと言った時、お母さんは「買わないよ」ときっぱり言える方が多いのではないかと思うのですが、可愛さにおねだりされるとつい買ってしまうのがお父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさんやおばさん達なのではないでしょうか。もちろん買ってあげることは時には良いと思うのですが、子ども自体は本当はそこまで欲しくないけれどおねだりしていることも多いのです。子どもがはっきりと自分の欲しいものが分かり始めるのは小学生になり数年経った頃。それまでは、特に幼児期ではたまたま目について良く見えたから欲しい、流行ってるから欲しい、〇〇ちゃんが持ってたから欲しいなど明確な理由がない場合が多いのです。無闇に買い与えてしまっても、しばらくしたら興味が無くなり(早ければ翌日というパターンも)ほとんど使われずに処分することにもなりえます。ですからまずは子どもの視界に入らないように普段はお店のおもちゃコーナーの前は通らないこと、買い物に行く前に買う物を知らせてそれ以外は買わないと伝えたり、大人も予めそのような状況にならないように避けていくことも必要なのかもしれません。そして欲しいと言う気持ちは受け取り「そっかーこういうものが好きなんだね。じゃあ家で同じようなの作ってみようか」なんてやりとりで意外と「そうする!」と子どもも素直に納得することも。おねだりされて、すぐに買ってしまう前に間にコミュニケーションを挟むことも大切にしたいです。