元旦のおまじない「若水迎えと福茶」

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元旦のおまじない「若水迎えと福茶」

 

元旦の早朝(朝日が登ろうとする時間)に井戸や湧水などから初めて汲む水のことを若水と言い、1年の邪気払いの願いが込められています。現代では近くに井戸や湧水が無いことも多いため、代わりに水道水やミネラルウォーターを心を込めて汲み神棚があればお供えしましょう。そしてお水を使ってお雑煮などのお食事を作ったり福茶を淹れます。福茶とは無病息災や長寿を願うお茶のことで、若水を使って作った福茶は幸運が増し「大福茶」と呼びます。福茶には黒豆、昆布、梅干しを入れるのですがそれぞれ、まめに働く、お正月を喜ぶ、歳を重ねるという言葉遊びからきています。大晦日や元旦には、昔からたくさんの願いを込めながら過ごされていたのだと感じますね。

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