子どもの発達障害を詳しく理解する②アスペルガー症候群

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子どもの発達障害を詳しく理解する②アスペルガー症候群

 


前回に引き続き、高機能自閉症の特徴と類似するアスペルガー症候群の特徴を挙げていきます。

 

コミュニケーションや対人関係が苦手

知的発達に遅れがない

活動や趣味の範囲が狭い

曖昧な言葉や指示が分からない

指示以外のことができない(想像するのが苦手)

相手の表情を読み取ったり、身振りや手振りなどを理解するのが苦手

他者への関心が薄い

会話が一方的

自己中心的な行動

空気が読めず場にそぐわない発言や行動をする

記憶力や集中力が非常に高い

ルールを忠実に守る

融通が効かない

要領が良くない

暑さや寒さ、痛みに鈍感

動きのぎこちなさ

細かい作業が苦手

文字の読み書きが苦手

感覚の偏り(特定の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が好きだったり、嫌いだったりする)

飛び抜けた才能があることがある(サヴァン症候群:音を聞いただけで演奏ができる、瞬間的に見たものでも詳しく描ける、数字に強い、本の内容を丸ごと暗記する)

 

アスペルガー症候群も6ヶ月以上その状態が続いているかが判断の目安になります。良く知られている有名人も才能をいかして活躍されている方も大勢いらっしゃいますし、その子自身が持っているものを大切にしてほしいです。次回はADHDについてのお話になります。

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