子どもの発達障害を詳しく理解する⑤発達性協調運動症(DCD)

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子どもの発達障害を詳しく理解する⑤発達性協調運動症(DCD)

 

今回は発達性協調運動症(DCD)についてのお話になります。DCDとは全身運動や手作業など体を使うことが極端に不器用で日常生活に支障がある状態のことで、運動面の発達も定型児と比べて遅れがあったり、両手、目と手、足と手などの複数の動作の組み合わさった動きに難さを感じます。

 

例えば

はいはいや寝返り

母乳やミルクを飲む

トイレでお尻を拭く

転ばずに歩く

走る

着替え

キャッチボールや縄跳び

文具や箸などのツールを使う

マスの中に文字を書く

靴紐を結ぶ

など

その子のペースで少しずつできることを増やして運動する楽しさや達成感を味わいながら、使うツールも使いやすそうなものに変えてみるなど工夫をします。そして焦らせず、比べず、押し付けず、ゆっくりサポートをしていくことが大切です。次回はチック症・トゥレット症についてお伝えします。

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