母性と聞くと「無条件の愛」「何か温かいもの」「お母さんが持っている本能のようなもの」という認識があるかもしれません。しかし実際は全ての女性が生まれつき持っているものではありませんし、芽生えるタイミングも強さもその人によって異なります。まず母性には2つに分けられているのですがひとつは「子どもを産む」という女性にしかできないこと、もうひとつは「育てる、守る」ということ。育てる、守ることに関してはお母さんだけでなく同じ神経回路を持つお父さんにも芽生え得るので性別は関係なく、女性の方が子育てに向いている~といったことも本来はないのです。
お母さんが母性に目覚めるのにはホルモンの変化も関係しており、赤ちゃんと触れ合った回数やママの健康状態や精神状態によっても個人差があります。また、赤ちゃんがお腹から出てきて物理的に離れることが「可愛い」「守りたい」という気持ちが芽生えさせるきっかけになることも。お父さんが目覚めるのもまた、どれだけ子どもと触れ合いお世話をしたかがきっかけとなるため関わりを持つことは重要です。子どもが可愛いと思えない瞬間があっても、楽になりたいと思ってしまうことがあっても母親・父親失格なんかではないです。「母性は持っているべき」「女性が頑張るべき」といった理想に縛られず、愛情を貰いたいというお子様の気持ちに応えながらお父さんとお母さんが手を取り合って二人で進んでいけたら素敵ですね。