人の悪い状態を教えてくれる「7つの大罪」

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人の悪い状態を教えてくれる「7つの大罪」


キリスト教の教えの中に「7つの大罪」と呼ばれるものがあります

(もはや同じタイトルの有名なアニメがあったり、題材にしている漫画や映画も多いですよね^^)

これらをじっくりと紐解いてみると

嫉妬(しっと)

相手が自分よりも恵まれていたり、優れていると思ってしまった時、羨ましさから失敗や不幸を願うこと。恋愛で相手が他者に気持ちが行ってしまった時に妬ましく思うこと。自分に自信がない時に抱いてしまいやすいです。

傲慢

自分は周りよりも凄い!と謙虚さを忘れてしまっている状態。傲慢さがあるとそれ以上成長する事もできず、周りの人も離れていってしまいます。

怠惰

労働しない、やるべきことをせずにだらだらしている状態。誰かの援助によって成り立っていることに気が付かなければなりません。

憤怒

怒り狂ってしまうこと。そして怒りに身を任せて行動してしまうこと。より悪い方向へと物事が進んでしまいます。

強欲

身の丈以上の欲を持ってしまうこと。次から次へと求めて終わりがなく、結果的にその人自身が飲み込まれてしまいます。

色欲

他人に対し思いやりのない性的欲望を抱くこと、強すぎる性欲、浮気や不倫など。時に人を狂わせるほどの強いパワーがあります。

暴食

必要以上に食べてしまうこと、マナーの悪い食べ方など。自分を制御できていない状態が他の罪にも繋がってしまいます。

 

これらの感情や状態に支配されてしまうと、人はやがて罪を犯すことを選んでしまうのかもしれませんね。同じような教えが他の宗教でも伝えられているので、人間であれば誰しもが持っていて傾いてしまいやすい性質なのかもしれません。

 

ちなみにローマ教皇庁で発表された現代版7つの大罪は

遺伝子操作

人体実験

環境汚染

社会的不公正

貧困

過度な裕福さ

麻薬中毒

となっており、今までは「人間の中に住む悪」に焦点を置いていたものが「人間によって生み出され、周りにも影響を与えてしまう悪」といった具体的な内容になっています。悪い方向へ傾かせないためには、日頃から自分の心は今どんな状態かな?と見つめながらバランスを取っていくことが大切なのかもしれません。「人間をする」って簡単じゃないなと感じます。

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