モンテッソーリの活動をしている子どもたちを初めて見た方は「どうして！？」と驚かれることがあります。というのも、その場に多くの子どもたちが過ごしているのにも関わらず、とても静かなのです。時より遠くの鳥の鳴き声が聞こえるほど無音になる瞬間もあり「子どもってこんなに静かに過ごせるんだ」と私自身も初めはとても驚き、今でも感動してしまいます（笑）
もちろん教師は、周りのお友達も活動をしているので小さい声でお話をすること、ご用事がある時は叫ばずに近くに来てお声がけをしてほしいなどのルールはお伝えしますが「静かにしなさい！」と強制をしているわけではなく各々が活動に集中しているからこそ自然と静かな空間が生まれているのです。見守る教師も集中力を妨げないように必要な時以外は子どもたちに話しかけることはせず、何か危ない瞬間であったり、周りに迷惑をかけてしまうような行動をとっている時も、その子の近くで、その子だけが聞こえる声の大きさでお話をします。こうした環境だからこそ思い思いに、やりたいことに没頭することができるのかもしれません。元気いっぱいにハイテンションになれる時間も大切だけれど、静寂の時間も子どもは大好きなのです。自然と静かに、そして心穏やかになれるように今のお子様が好きなことや興味のあること（繰り返している動作や、好きな物など）をお家のアクティビティーとしてぜひ取り入れてみてください。
