元気でいるための動く養生法

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元気でいるための動く養生法

 


養生とは心の在り方や、食べること、休むことだけでなく「動く」ことも生命を養う上で大切だと考えられています。体を動かし、呼吸を整えることで気血が巡り、自分で治そうとする力が高まっていきます。
日々の生活では隣の駅まで歩いてみたり、エスカレーターではなく階段を使用してみる、おおげさに動きながら掃除をするなど体を意識して使うことを心がけてみると◎運動は効果が現れるまでに時間がかかるため諦めたくなってしまうこともありますが、自分ができる範囲で、断続的でもよいので続けることが大事です。ここでは動く養生での運動法をいくつかご紹介します。

 

ー養動法ー

腰背筋の緊張をゆるめ、姿勢や内臓、自律神経、血行促進に効果的です

 

①背もたれのない椅子、もしくは床にあぐらか正座をします

②膝は肩幅に開きます

③両手の親指と人差し指をくっつけてリングにし、余った指同士を差し込んで手を印に組みます

④背筋を伸ばし、お腹を少しつきだします。あごを引いて頭は上に引っ張られるようなイメージです。力をぬいて肩をさげます。呼吸は楽にゆっくりと

⑤前後に体を揺らします。次に左右に。スムーズにできるようになったら腰を中心に自然に時計回りに回します。回しながらお腹が前(12時の方向)に来る時にグッとつきだすようにします。頭や肩は大きく動かさないようにします。

 

ー金魚体操ー

腸の機能を高める体操です

 

仰向けに寝たまま腰を波打つようなイメージで左右に2分ほど振ります。優しく、力まず細かく揺することがポイントです。

 

ー血管運動ー

血液やリンパ液の循環を整えます

 

枕にごろんと仰向けになります(枕をすると手足の水分が脳に流れるのを防げます)手足を垂直に上にあげて、背中は床にぴったりとくっつけます。2分間手足を付け根から動かすことを意識しながらぶらぶらします。この時、呼吸は止めずにおこなってください。

 

ースワイショウ(腕ふり健康法)ー

①肩幅に足をひらき、ゆったりと立ちます

②肩やひじの力を抜き両腕をだらんとします

③少しずつ腕を振りだんだんと肩の高さまであがるようにします

④肩の高さまであがったら数を数えます。前後一往復で1回とカウントします。初めは100回、慣れてきたら200、300と増やしていきましょう。リラックスしながらおこなってください

⑤終わる時は徐々にふりを小さくして自然に止まるようにします

⑥大きく深呼吸を3回します

⑦まばたきを強く3回し「これで終わります」と心でとなえます

⑧手足を軽く振りリラックスします

できる範囲で、こつこつと。中断してもまたゆるっと開始してのんびり続けてみてください。

自然なもので優しく暮らしが豊かになりますように。

 

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