胃腸の心地よさで分かる心と体の状態

胃腸の心地よさで分かる心と体の状態

 


私たちが食べたものを、消化し吸収してくれる胃腸。

「食欲は旺盛な方です」「胃腸は丈夫な方です」ということではなく、きちんと働いているかがとても大切です。そして胃腸と心にはどうやら深い関わりがあるようなのですが

例えばこんな経験はありませんか?

考え事があったり、恋をすると食欲がなくなる

心配事があると胃が痛くなる

緊張しすぎると吐いてしまう

いつもと違う場所で寝泊まりすると便秘になる

ストレスで胃潰瘍になった

など

 

他にもこんな慣用句も

腹をくくる

太っ腹

腹黒い

腹を切る

相手の腹を読む

腹が立つ

などなどたくさんの腸にまつわる言葉があるのも不思議ですし、そこにはきっと意味があるのだと思います(感覚で知っている先人ってすごいです)

セロトニン(幸せホルモン)のほとんどは腸に存在していることもわかっているため、便秘の時になんだか不安な気持ちになったり、イライラしてしまうのもちゃんと理由があるのです。また、腸は体内最大の免疫器官であるため、元気な体作りは胃腸からと言っても過言ではないかもしれません。

 

胃腸を元気にするためには

よく噛んで食べる

食べ過ぎ注意

お酒、油もの、甘いものはほどほどに

酸味のあるものを食べる(レモン、林檎系、酢、梅など)

辛味のあるもの(生姜、胡椒、ニンニク、山椒など)を適度に使ってみる

山芋、オクラなど胃を強くする食材を取り入れる

発酵食品や食物繊維のあるものを日々に取り入れる

冷たいものや、体を冷やす性質のある食材(小麦、緑茶、きゅうり、トマト)はほどほどにする

早めに眠るようにする

適度に体を動かす

大定番な健康法や食べ物にまつわるアドバイスばかりですが「食べるものや食べ方」が胃腸にとっては特に大事なのです。胃腸が心地良くなると元気で前向きな気分になれるだけでなく、お通じも改善され、ぐっすり眠れるようになり、疲労やストレスも解消されやすくなります◎

寛容なあの人や、ご機嫌なあの人、どすんと構えているあの人も胃腸が整っている人かもしれません。この暑い夏は、どんなに元気な人でも弱りやすいため特に労ってお過ごしください。

©kika. All rights reserved