子どもに伝わる具体的な声かけ

子どもに伝わる具体的な声かけ

 


まだまだ想像して汲み取ることが難しい6歳までの乳幼児期。そんな時に「お兄ちゃんなんだから」「しっかりしなさい」「いい子にしててね」など抽象的な言葉がけをされると子どもの頭の中は「?」になってしまい、理解できなかったからこそ注意したのにも関わらず同じことを繰り返してしまうこともあります。この時期はなるべく具体的な言葉や行動で示すという方法で子どもに伝えてあげると◎

 

例えばこんなシチュエーション

「お部屋綺麗にしてね」→「このおもちゃ箱に入れてくれる?」

「もう少し待ってて」→「あのお店で買い物したらおしまいだから待っててくれる?」

「静かにして」→「電車は狭くて大きい声出しちゃうとみんなびっくりしちゃうから小さい声でお話しするよ」

「あとちょっとで行くよ」→「8時になったらお家出るよ」

などなど。

具体的に説明をしてあげると「そうなんだ」とすんなり理解してくれることも多いのです。特に朝の忙しい時間帯は大人も準備に追われているため思わず抽象的な言葉が増えてしまいますが、時間が無い時こそ意識して伝えてあげることで結果的にスムーズにご支度が早く終わるかもしれません。発達の段階に関わらず、どんな子にも有効な声かけ法なのでゆるっと取り入れてみてください。

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