日本のどこでも見つけることができる植物「カラムシ(苧麻)」様々な関わり方ができ、美味しく食べたり、紐を作ることができたり、染め物の材料にもなります。青々としている夏こそが収穫するのにはおすすめなのですが、食べるにはお茶にしたり、新芽はクセがないため湯がいて刻んで食べるとモロヘイヤのようで美味しいです(カルシウムや食物繊維が豊富なのだそう)
紐は日本古来の麻だからこそ、神社のしめ縄であったり横綱の綱としても使用されております。作り方は茎を下の方からカットし、葉っぱを全部落とします(なるべく高さのあるカラムシが質の良いものになります◎)茎を真ん中あたりで折ると外皮が浮き上がるのでスルッとむきます。そちらをお好みの太さに割いた後、気になる方は茶色い部分などを削ぎ落とし綺麗な紐にし、乾燥させたら完成です。ちょっとしたものを縛ることはもちろん、ブレスレットなどを編んだり、サバイバルなシーンではロープにすることもできます。
染め物に使うときは葉や茎などをぐつぐつと煮ていくのですが、時期や場所によって染まる色が変わるそうです。雑草扱いされることが多いのですが、意外な使い方もあると知っておくと便利なカラムシでした。
自然なもので優しく暮らしが豊かになりますように。