金木犀を食べる、お薬を作る

金木犀を食べる、お薬を作る

 


金木犀が真っ盛りの季節。香りがすると思わず探してしまう人も多いのではないのでしょうか。

その花には薬効があり、漢方では「桂花」と呼ばれお腹を温めながら気を巡らせてくれると言われています。原産地の中国ではジャスミンのようにお茶やポプリ、香料などとしてもよく使用されています。金木犀の香りにはリラックス効果があり、安眠効果や食欲を抑えてくれます。

摂取すると

胃腸を整える

低血圧に効く

不眠症

血流の滞りから来る痛み、生理痛

冷えの改善

咳や痰

目の疲れ

美肌

に良いとされています。

お薬を作る場合は花を30gから50gほど集めて乾燥させます。煮沸消毒した瓶に花を入れてウォッカや焼酎などに漬け込んでじっくり3ヶ月。大さじ1杯を水などで薄めて飲みます。

乾燥させた花は

蜂蜜と混ぜたり砂糖でシロップ漬けに

白ワインに漬けて花香るワインに

お茶として(烏龍茶や紅茶とブレンドしても美味しい)

塩でモイストポプリ作り

お風呂に散らしても良いでしょう

 

生の花では

そのまま活けたり

ゼリーなどデザート作りのアクセントにも可愛いです。

日本にある金木犀は全て中国から来ており、全て雄株になります。ですから実もならず、数が増えることもないのです(いつか金木犀の実を見てみたいです)

小学校1年生の頃の私は小瓶に入ったビーズをお小遣いで買い、ビーズを移動させた後、その中に金木犀をいっぱいに詰めていつでもポータブルで嗅げるようにしていたことがあります(どんだけ好きなのでしょうか)

秋の訪れを知らせる金木犀。商品や乾燥花の販売もありますが、もしその花を頂ける環境にあるのなら摘み取るところから楽しんでみてください。

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