子どもを色めがねで見てしまう時

子どもを色めがねで見てしまう時

 


子どもの性格を決めつけてしまったり、偏った見方をしてしまう時

表面上の出来事や言葉だけを汲み取って、本当の理由を知ろうとしない時は

子どもを色めがねで見てしまっているかもしれません。そんな時は改めて、日々新しい目で子どもを見つめるということを大切にしたいです。子どもは常に環境や、人との関わりを通して成長し、変化し続けております。同じように見えても、少しずつ昨日よりも一歩前に進んでいるのです。そんな時に決めつけた状態で見てしまうと、その子の小さな変化も見落としてしまうかもしれません。家と外では見せる姿が全然違っていたり、親の知らない一面もあることでしょう。例えば「ごはんたべない」と子どもが言った時、こちらが「お腹空いてないの?」と尋ねて「うん」と子どもが答えたとしても本当の理由はもっと深いところにあるという事があります。幼児期はまだ自分の気持ちや意見を言葉で伝えるのが難しいからこそ「うん」という言葉の裏にどんな意味があるのかを大人が汲み取ってあげたいです。もしかしたらお腹の調子が悪くてお腹が空かず「うん」と答えたのかもしれない。もしくはご飯よりもやりたいことがあって「うん」と答えたのかもしれない。ですから「なぜ?」というとろまで子どもに尋ねてみたり、小さなヒントを集めながら本当の答えを考え導いてあげたいです。

子どもは時に散々注意していることでも何度も繰り返すため「またか。。」と思う瞬間があります。色めがねを外すためには、こちらも「何度も言っているでしょ」とならずに毎日が新しい日!と考えて、まるで初めて伝えるかのように大人も粘り強くいること。そして子どもが繰り返し行っていることにも目を向けると、必ずそこには些細なことでも前とは違う変化が起きているので、そのわずかな変化にも敏感になれたら素敵だなと思います。

©kika. All rights reserved