風邪のタイプ別の治し方

風邪のタイプ別の治し方

 


「風邪」というのは実は漢方用語で風(空気)によってもたらされる邪悪なもの(ウイルスや細菌)という意味があります。お医者さんは風邪で薬を飲むことはないと言われているほど、特別な場合でない限り自然治癒力で治すことができます(中には抗生剤を出すお医者様もいらっしゃいますが、本来風邪に抗生剤は効果がないと言われています)風邪をひいたらまずはどんな症状かな?と体に問いかけ、「青」「赤」「黄」のどれに当てはまるか考えてみてください

 

まずはどんな風邪の時も基本の(き)は

①体を温める

厚着をしたり、温かいものを食べましょう

②休むこと

風邪をひくということは「休んでほしいよ」という体からのサインでもあります。ゆっくりと休むことを心がけましょう

 

青い風邪~さらさら鼻水・寒気・くしゃみ・顔色が薄い~

①漢方薬は「葛根湯」が効きます(葛根湯で胃腸が悪くなる場合は桂枝湯をお試しください)

②体を温める食材をとる(にんにく、しそ、しょうが、ねぎなど)

③風門のツボにカイロを貼る(腰の上部、肩甲骨の間にあります)

 

赤い風邪~黄色い鼻水、熱、のどの腫れや痛み、喉が渇く、咳、顔が赤い~

①漢方薬は「板藍根」「銀翹散」が効きます。(※葛根湯は効かないので注意)

②体を冷やす食材をとる(緑茶、バナナ、レタス、ごぼう、梨など)

③こまめに水分をとり、マスクをしたり部屋を加湿する

④熱が出ているのは体が戦ってくれている証拠。解熱剤を飲むなどして無理に熱を冷ますのはおすすめしません

 

黄色い風邪~吐き気、下痢、胃の不調~

①漢方薬は「勝湿顆粒」が効きます

②体に水分が溜まりすぎている為しそやしょうがなどを食べると◎

 

私はよく赤い風邪をひいてしまうので、いつも板藍根のど飴(イスクラさんのもの)をたくさんストックしています。風邪のひき始めにいくつか食べるとすぐに治ってしまうので手放せません。とても辛いと感じたり、病状がなかなか改善されない場合は病院に行くことも大切ですので、無理をし過ぎないでくださいね。

自然なもので優しく暮らしが豊かになりますように。

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