夏の終わりから茶色に熟すとちの実。見た目は栗に似ているのですが、味は別物。食べるまでの工程が大変で、茹でてもしっかりとアク抜きしないと渋くてとても食べられないのです。そんなちょっぴり面倒くさい木の実をアジアで唯一日本だけが食していてその歴史は縄文時代にまで遡ります。
とちの実は長期保存ができて栄養価も高く、胃腸のトラブルやダイエット、美容、血液の浄化、糖尿病にも良いとされています。お薬として使う場合はウォッカや焼酎にとちの実を皮ごと入れて長期間寝かせるほど成分がしっかりと溶けだし、打ち身やねんざ、肩こり、筋肉痛、痒み、虫刺され、湿疹、あせもに直接塗ったりガーゼに染み込ませ湿布のようにすると◎
とちの木の有名なお話といったら「モチモチの木」があります。お話にも出てくるほっぺが落ちるほど美味しい「とち餅」が私も大好きです(他にもお茶やせんべい、クッキーなどの商品も販売されております)こんなに大変な木の実を食べようと思った最初の日本人になんだか感謝です。