3歳を過ぎると子どもは嘘をつけるようになってきます。真実と嘘の区別を理解していて、判断するための認知能力が発達していないとできないことなので、成長の証としてまずは喜んであげたいです。人間は誰しも嘘をつく時は「怒られたくない、逃れたい、隠しておきたい」という気持ちが働いています。子どもが嘘をついていると思った時は子どもが自ら本当のことを言いたくなったり実行したくなるような声かけが必要です。
もしそれが嘘と断定することができる場合(現場を見ていたなど)は
「○○していたところ見ていたよ」とそのまま事実を伝えます。
もしそれが嘘かも?という時はいくつか伝え方があります。
①質問をする
まずは子どもの意見を聞き「そっかあ〇〇したんだね。じゃあ〇〇してるかな?」と確信に迫る質問をしていきます。そして質問にノーと答えた場合は「じゃあもう1回してみようか」と促し、それでもイエスと答える時は「〇〇ちゃんはそうしてくれたんだと思うんだけど、私は〇〇だと思うから、もう一度やってみようか」と伝えます。
②するべきこととその理由も伝える
子どもの意見を聞き「そっかあ。じゃあこれは〇〇しておこうね。そのままだと〇〇になっちゃうからね」
③「私はこう思う」と気持ちと理由を伝える
子どもの意見を聞き「〇〇したんだね。でも私はもっとこうして欲しいな。理由はね、、、」
④注意のためでなく真実が知りたいだけという姿勢を見せる
子どもの意見を聞き「〇〇してないのね。もししてたのなら、こうしたかっただけなんだ。だからした時はしたよ!って教えてくれて大丈夫だよ」
そして嘘をつかずにちゃんと教えてくれたのなら
「そうだったんだね。正直に教えてくれて嬉しいよ」と伝えることも忘れずに。
嘘に関しては叱ったり流したりせずにきちんとお話することが必要です。嘘をつくと信用してもらえなくなったり、大切な人が離れていってしまうからもったいないよ!ということや、きちんと非を認めて謝れる方がとても素敵だということも時間を重ねて知って欲しいですよね(大人でも時に難しいからこそです)
子育ては常に学びに溢れていることをしみじみ感じるのでした。