子どもが涙の力を使う時

子どもが涙の力を使う時

 


子どもが涙の力で周りを動かそうとする時、過去に「泣いたから得られた」という経験をしている場合がほとんどです。中には得られるまでじっくりと泣き続ける少し頑固ちゃんな子もいらっしゃったり、声だけで「涙でてないじゃん!」という子もいらっしゃいます。

そんな時大人は「まずはお話ができるようになったら伝えてね」と言って少し距離を置きます。落ち着けるような静かな場所に移動してもらうのも◎悲しいことがあって泣いている場合は落ち着くまで抱きしめてあげたいのですが、要求を通したくて泣いている場合は寄り添って構いすぎてしまうと余計に長引いてしまうことがあります。大人も涙に根負けせずに「だめなものはだめ」とご自身に言い聞かせて頑張りましょう。

そして落ち着いて話せるようになってきたら「どうしたかったの?何が嫌だった?」と改めて理由を聞きます(既に理由をご存知でもお子様自身が気持ちを整理できるようにあえて聞きます)そして「ちゃんと話してくれてありがとう。そっかあ〇〇したかったんだね」と伝えながらも、どうしてその望みを聞いてあげられないのかをゆっくりと優しい口調で説明してあげます。泣く以外にも「話して伝える」という手段を学ぶため「お話してくれたら〇〇ちゃんの気持ちがすぐ分かるから嬉しいな」ということも伝えていきます。泣いてしまうポイントが決まっている場合は事前にルールを伝えておくのも良いと思います。そうすることで泣かずにご自身で抑えることができたり、泣いてしまってもお約束したねと伝えることができます。

いつまでも泣いている子どもにイライラしてしまったり「こっちが泣きたいよ〜」と思う瞬間もあるかもしれませんが、いつもお疲れ様です!応援しています。

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