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お腹に効く薬草「ゲンノショウコ」

お腹に効く薬草「ゲンノショウコ」

 

夏から秋にかけてどこにでも咲くゲンノショウコ。民間薬の中でもトップ3に君臨する力強い野草です。漢字にすると「現の証拠」となり実際に効く証拠、飲むとすぐに効くという意味なのだそう(面白いネーミングです)夏の時期が採取に適していて、全草を採取し根っこを取って天日干しておくのがおすすめです。効能も面白く、長く煎じて飲むと食当たりや下痢止めになり短く煎じるとお通じを良くしてくれる反対の効果を持ち合わせています。煎じたものを塗ると腫れ、湿疹、かぶれ、霜焼けに良いとされ、うがいをすると扁桃腺、口内炎、歯の痛みにも効くそう。煎じたものを入浴剤にすると冷え性や生理痛にも良いとされています。

長く煎じるときは20g600mlの水を加えてとろ火で半分の量になるまでコトコトし、1日2回に分けて摂取する。短く煎じる時は10g500mlの水で10分煎じて、それを3回に分けて飲む(大変だったらハーブティーを飲むようにお茶として作って頂いてもお通じに◎)ゲンノショウコは中国などにも咲いていますが、お薬として使用しているのは日本だけなのだとか。急なお腹のトラブルに身近にあるとラッキー?な薬草なのでした。

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