身近にある薬草「アカメガシワ」

身近にある薬草「アカメガシワ」

 


春に赤い新芽を出すアカメガシワ。身近なところで見つけることができますが、生薬としても使われているほどパワフルな植物です。基本的には乾燥させて使用するのですが葉っぱは6月から7月、樹皮は秋頃の採取がおすすめです。

 

ー使い方と効能ー

①煎じて飲む

葉を腸の筋肉にダイレクトに働きかけ、お通じを整えてくれる効果や、胃の粘膜の保護に良いとされます。

樹皮や茎を煎じて飲むと十二指腸潰瘍、胃潰瘍や胆石、肝炎、神経痛やリウマチにも。

煎じたものを塗る場合は痔や腫物、湿疹、乳腺炎、あせも、かゆみ、かぶれなどにも◎

 

②食べる

新芽の赤い部分は抗酸化作用が最も強く、天ぷらやおひたし、刻んで醤油などと一緒に炊き込みご飯にすると美味しくいただけます。

 

③草木染めの材料としても使える 

黒やグレーに染めるのに良いそうです。

 

妊娠中の方や、授乳中の方、中耳炎や酷い便秘の方はお控えください

摂取をし過ぎると腹痛や吐き気などを催すことがあります

 

今が葉っぱの採取にはベストシーズンなので、見つけたらぜひ思い出してみてください。

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