身近なお薬「アマドコロ」と「ナルコユリ」

身近なお薬「アマドコロ」と「ナルコユリ」

 

5月頃から咲き始めるアマドコロとナルコユリ。どこにでも咲いているわけではないのですが度々見かける植物のひとつで、花が整列してぶら下がっている姿はなんとも愛らしいです。どちらも見た目がそっくりで萎蕤(いずい)黄精(おうせい)と呼ばれる薬用植物であり、薬効も似ています。

滋養強壮

体が弱い人や病み上がりにパワーをくれる(心にも体にも)

糖尿病

食欲の回復

頭のふらつき

足腰のだるさ

便秘

美肌

新芽はどちらも食べることができ(甘味もありファンが多い山菜なのだそう)軽く茹でておひたしにしたり天ぷらなどにすると美味しいそうです。お薬として使う場合は10月から11月頃に取った根茎から髭を取り除き、洗って天日干しにしたものをお茶として飲んだり、生の根茎を焼酎に漬け込むことができます。韓国ではアマドコロ茶は家庭で親しまれているお茶の一つで、私も香ばしくて甘いあの味が好きで常備しています。購入する場合は萎蕤や黄精として売られている漢方(ネットでも販売されています)を煎じて飲んで頂いたり、アマドコロはティーパックなどのお茶として販売されているのでより手軽にお試し頂けそうです。もし、どこかで見かけたらぜひお花をじっくり観察してみてください。

自然なもので優しく暮らしが豊かになりますように。

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