前回の「子どもの発達障害を理解することの大切さ」の話に続き、今回は自閉症と高機能自閉症の特性についてまとめてみます。
自閉症
言葉の遅れや知的障害がありコミュニケーションが難しい(オウム返し、言葉の使い方が独特、会話が続かない、一方的な会話)
人との関わりに興味がない
活動や趣味の範囲が狭く同じ活動を飽きずに何度も繰り返す
同じ服や同じ道具を使いたがる
興味のないことには手をつけない
「いつもの」行動パターンや物、人、状態、習慣などが変化するとパニックになったり苦しく感じる
感覚の偏り(特定の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚がとても好きだったり、嫌いだったりする)
高機能自閉症
アスペルガー症候群の特徴に加えて(次回お伝えします)自閉症が持つ言葉の遅れや対人関係の困難さ、活動や趣味の範囲の狭さといった特徴が大きく出る
〜2歳までに出やすい特徴として〜
抱っこを嫌がる
ほとんど泣かない、もしくは泣き止まない
表情があまりない、ほとんど笑わない
ちょっとした物音ですぐ起きる
目が合わない
名前を呼んでも反応しない
指をさした方向を見ない
言葉が遅い
などが挙げられ、いずれも6ヶ月以上その状態が続いているかが判断の目安になります。次回はアスペルガー症候群についてのお話になります。