たとえば「いつものお迎えをパパに頼んだ」「いつもと違うところに物を置いた」「帰り道のルートを違うところを通った」など「いつもの」から外れた時に子どもは泣いたり怒ったりすることってありますよね。それはモンテッソーリでは「秩序の敏感期」と呼ばれていて、子どもが強くこだわる時期なのです。なんでもないことがすごく気になってしまうこの時期、それにはきちんと理由があるのです。
この時期の子どもは自分が経験したり集めた様々な情報を整理している時期。そんな時にいつもと違うことが起こってしまうとパニックになり不安になるのです。ですからこの時期が始まったらなるべくいつもと同じにすることを心がけ、もしも「いつもの」から外れてしまう場合は事前に説明をしておくと◎「今日は帰りはパパがお迎えになるからよろしくね。ママはお仕事頑張ってくるね」「今日は帰りに本屋さんで○○の本を買いたいから、いつもと違う道で帰るよ」といった感じです。スイッチを押してしまった場合にも「いつもと違うからびっくりしちゃったよね、事前に伝えてなくてごめんね」と素直に謝ってしまうことも大切です。理由なくこだわったり、嫌がっているわけではないと分かると、大人もスムーズに対応することができそうです。