おもちゃの取り合いも成長の証

おもちゃの取り合いも成長の証

 

子どもの間でよく見かける「おもちゃの取り合い」他の子が使っているものに興味を示して取ってしまったり、またはなかなか貸すことができずに喧嘩になってしまう場合もあります。そんな時に大人は「貸してあげなさい」「取っちゃダメでしょ、ほら謝って」とズバッと伝えてしまいがちですが、まずは子どもの気持ちを聞いてあげられると◎

取ってしまった子には「このおもちゃが使いたかったの?そっかあ」と理由は分かっていてもあえて尋ねてみたり、取られてしまった子には「取られてどんな気持ちになった?うんうんそうだよね」と話を聞いて、まずは受け止めてあげることでお子様自身も気持ちを整理することができます。その上で「まずは貸してと聞いてみようね。もし後でねと言われたら他のおもちゃで遊びながら待ってようね」と伝えてみたり「取られちゃった時は"勝手に取ったら悲しいから貸してって聞いてほしい"と伝えてみるといいかもしれないね。あとは"使ってるから返してね、また後で貸すよ"と伝えてみるのもいいかも」と具体的な対応の仕方を伝えてあげると良いです。自分以外の存在が気になり始めたからこそ起こるおもちゃの取り合いですが、このようなやり取りの繰り返しも大事な人間関係の学び場でもあります。そして同時に順番を待つことや、相手を尊重することも学んでゆくのです。

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