人の性格は持って生まれたものと、環境によって作られるものがミックスされて作り上げられていると言われています。持って生まれたものは両親の性格から頂いたものになりますが、頂いた割合が20%の人もいれば60%の人もいる為、一人一人違います。環境によって作られるものは経験や体験、そして他人からの評価と自分の思い込みで作り上げられています。例えば周りがあなたを「優しい人」と思っているのであれば、あなたは「優しい人」ということになります。自分はネガティブだと思い込んでしまったら、あなたはそういう「性格」だと自分自身に暗示をかけることになってしまうのです。
他人の評価を変えることは簡単ではありませんが、自分自身の暗示はいつだって(良くも悪くも)変えることができる、つまり性格は自分で変えることができるのです。性格を変えたい時は変えられるような環境に移ったり、与えられた環境の中で変えるために何ができるか対策を考えるところから始めてみます。子育てにおいては、親からの評価はとてもダイレクトに働いてしまうのでネガティブな声かけであったり、人格を否定するような発言は控えたいです。過保護であったり構いすぎてしまうと他人任せや臆病な子になってしまったり、反対に放任しすぎても寂しがりやな子になってしまうことがあるので、バランスを知るためには子どもを見つめて向き合うことが大切です。そしてその子に合った環境を考えてあげることも大人ができるサポートの一つです。
私は子どもの頃「このままの自分じゃ嫌だ」と感じ、性格を意識して2回変えたことがあります。「明るくてハートの強い子になりたい」と思った小学校時代と「ノリが良くて面白い子になりたい」と思った中学校の時です(笑)どんな子に育ってほしいかは様々ですし、思ったように育ってくれるかも分かりません。性格も表裏一体で「悪い」「良い」と言えるものではないのですが、環境が与える影響については大人も意識しながら接していきたいです。