子育てには勉学を伸ばしてあげることも大切だけれど、人として生きていくための力である「人間力」が一番大切なのではないかと思います。それさえあれば失敗しても転んでも何度でも乗り越えることができ、どんな場所でもどんな環境でも生き抜くことができると考えています。
その力を活かして自分でビジネスをする人もいれば、会社で働くことを選んでも面接では学歴とは別に人間力を見て採用を決められ、会社に入ると今度は学歴は関係なく人間力で評価され役職が与えられます。
AIが社会に進出していく世の中で人間力を養うこと、その大切さが増している気がします。
人間力は他人との関わりを通して、主にお母さんやお父さんとの関わり方から多くを学んでいきますが、それは一体どういうものなのでしょうか?私が思うのは
コミュニケーションスキル
優しさ、他人を尊重する気持ち
想像力、思考力
忍耐力
意欲
などです。
どうしたら人間力が育つのかは日々の声かけや接し方などが影響していきますが主に「自己肯定感」が軸になります。
ー例えばこんな時ー
汚い言葉や怒りを子どもにぶつけていると「優しさ」が育ちにくくなる。他人を尊重する気持ちが芽生えづらく自己肯定感も下がってしまうので、愛や優しさを持って接することを心がける
できないからとすぐに辞めさせたり代わりにやってしまうと「忍耐力」が育ちづらく、辞め癖や逃げ癖がついてしまうので「頑張って。できるよ!」「ここまでなら手伝うよ」と時間をかけて見守りながら習い事などもある程度やってみてから判断してみる
お子様に考えることをさせずに代わりにやってしまいすぎると思考力が下がるので質問をしながら伸ばしてあげる
お子様の空想力やお絵描きなど表現することを制限しすぎると発想力が下がりやすくなるので同じだけ大切にしてあげると良い
特定の人にしか会わない環境にいるとコミュニケーションスキルが育ちづらくコミュニケーションを図らずともあうんの呼吸で理解してもらえてしまうので、色々な人と接する機会を増やすと話し方や表現の違いなどに刺激を受けてコミュニケーションスキルが上がりやすい
お子様に「こんなこともできないの」「あーあ」「もう何やってるの」など否定的な言葉ばかりかけると意欲や自己肯定感が下がってしまうので伝え方に工夫をする
忙しない日々の中でこのような事を「できなかったな。。」と思う瞬間は必ずあると思いますが、頭の片隅に意識をしているだけでも全然違いますし、親も同じ人間です。失敗だってします。そんな時は「あの時はごめんね」とお子様に素直に言えたらそれだけで花丸だと思いますし、学校では教えてくれないからこそ大切にできたら素敵です。