仏教には「無財の七施」という教えがあります。それはお金や物などが無くても心がけひとつで周りの人や自分自身にも喜びや幸せを与えられること。見返りを期待することなく相手に分かち合い、心を配ることを言います。具体的にはこのような7つに分けられています。
和顔施
にっこり柔らかな表情で接すること
目施
優しい眼差しで相手を見つめること
言辞施
優しい言葉がけ、そして感謝を伝えること
心施
相手の気持ちになって考え、喜びも悲しみも分かち合うこと
身施
自分の体を使ってお手伝いすること、率先して行うこと
床座施
場所や席などを譲ること、全てのものを分かち合い譲り合う心
房舎施
自分の場所(家など)を誰かのために提供してあげること、おもてなしの心
私も日々この教えを胸に留めながら、誰かのために、自分自身のために優しい心で幸せを繋いでいきたいです。