モンテッソーリが伝える子どものお絵かき

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モンテッソーリが伝える子どものお絵かき

 

モンテッソーリ教育では様々な美術の活動がありますが、今日は「描く」ことに焦点を当ててお話しさせてください。「描く」活動をする時に大切にしたいことが道具選びなのですが、みつろうクレヨンやチョーク、色鉛筆や水彩絵具などが良く、筆や紙もできる限り品質の良いものを提供してあげることが望ましいとされています。そして、できたらイーゼルも用意してあげると描きやすいので大変おすすめです◎提供する時は、どのようにその道具を使い、片付けるのかを見せた後で自由に描いて頂きます。好きなタイミングで好きなだけ取り組んで頂き、大人は声をかけられない限り静かに見守ります(その場を離れても大丈夫です)描いた作品に対して「綺麗」「上手」「もうちょっとこうしたら?」「犬ってこうだっけ?」と評価や訂正をしてしまうのではなく「たくさん色を使ったね」「空間の取り方が印象的だね」「犬を描いたんだね」と観察した上でありのままの事実を伝えてあげましょう。他にも芸術鑑賞として有名な画家の様々なスタイルの作品を月ごとに変えながら部屋のよく見える場所に飾ることで(ネットで見つけた画像を光沢紙に印刷しても綺麗です)色彩や図形感覚や、美的センス、バランス感覚などを自然に学ぶこともできますし、お子様が描いた作品を額縁に入れて飾るのも素敵です。アート活動は子どもにとって美しさを磨き、感じる心や見る力を育む大切な活動なので、伸び伸びとたくさんやらせてあげてほしいです。

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